村田諒太VSスティーブン・バトラー
12月23日に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチ、村田諒太VSスティーブン・バトラー
今回はこの試合について記事を書きたいと思いますが、まずは両者の基本情報から!
左:【村田諒太】
戦績:16勝(13KO)2敗
生年月日:1986年1月12 日 (33歳)
※2019年12月現在
出身:日本
身長:184cm(リーチ:190cm)
スタイル:オーソドックス
右:【スティーブン・バトラー】
戦績:28勝(24KO)2敗
生年月日:1995年9月2 日 (24歳)
※2019年12月現在
出身:カナダ
身長:182cm(リーチ:190cm)
スタイル:オーソドックス
(写真:BoxRec参照)
さて村田諒太はいつも通りガード固めてプレスかけてくスタイル。
でも1Rは少し足使って距離外したりもしてますね。
バトラーはスピードある正統派な戦い方ですね。1Rいきなり村田諒太のフック気味の右ストレートが何発かヒット!
村田諒太はこのパンチ得意ですよね。というかプレスで相手を下がらせることができるから当てられるんですよね。
プレスかけられて下がる時は後ろ足重心になっちゃうしガードも上がる。
その時フック系のパンチ打たれると死角から飛んでくるからスウェーで避けようとしちゃうんですよね。本能的に。でもプレスで距離が詰まってるからかわしきれずに貰っちゃう。
予想してもフェイントと組み合わせられると対処が中々難しいんですよねー。
やはりこのプレスが村田諒太の最大の武器だと思います!
でもバトラーもガードの隙間からストレートヒットさせてましたね!
ただこのプレスを止める程の威力は感じなかった。
2Rはバトラーの手数が増えましたね。
プレスを受けてもコンビネーションで前に出るし、足も使って真っ直ぐ下がらなくなった。
でも打ち合いになったらやはり村田諒太に分がある感じです。
3Rから徐々に村田諒太のプレスが強くなってきましたね!
というか今回はジャブがいいですね!よくでるし当たってる。軌道も真っ直ぐ綺麗に出てるし。近い距離になったらいつもの喧嘩パンチですけど3Rの終わりは結構当ててましたね!
効いてると思います!
4Rからバトラーは正面からやり合ってますね!
打ち終わりにカウンター狙ってるけど、この作戦は危険じゃないかな。
パワーが違うし、この作戦するにはディフェンス技術が足りないと思う...。
真っ直ぐ下がらないのは大事だけど真正面から受けるんじゃなくて足使って前後左右に揺さぶりかけた方が可能性ありそうなんだけどな。
と思ってたら後半は結構貰っちゃってましたね。特に右フック。1Rからこのパンチに対応できてないですねー。
5Rも同じような展開ですがバトラーにダメージ感じますね!弱々しくなっちゃった。
村田諒太のパンチを受けてもかろうじで打ち返してますが、ちょっと危ない感じです!
ラスト1分くらいからまとめてもらい始めましたね!なんとか堪えてたけど、ラスト30秒くらいで右フックでダウン!そのまま試合終了!!
今回の村田諒太は良かったと思います!
特にジャブが凄い良くなってる!
あのプレス+ジャブの組み合わせは相手にかなりプレッシャーかけれるでしょうね!
ミドル級のトップクラスと戦ってこのスタイルがどこまで通用するか見てみたいですね!
まぁ正直に言うと難しい気はしますが(笑)
プレス、フィジカルの強さはミドル級トップクラスだけど、ゴロフキンとかカネロはガードの隙間からコンビネーション決めてくる上手さがあるし、身体も強くてタフだからなー...。
ただ村田諒太も若くないし、陣営としてもビッグマッチを早々に組みたいだろうから今後に期待ですね!!