ゲンナジー・ゴロフキンVSセルゲイ・デレフヤンチェンコ

10月6日に行われたIBFミドル級王座決定戦、ゴロフキンVSデレフヤンチェンコ。

普通に考えたらゴロフキンの勝ちなんでしょうけど、最近ゴロフキンのボクシングの質がメチャクチャ落ちてきてる。

この前の試合(スティーブ.ロールス戦)なんか本当に酷かった。

KO勝ちしたのは流石だけど、あれじゃあカネロと戦っても絶対に勝てない。下手するとKOされるレベル。

何が酷いって不用意にパンチもらい過ぎ。ゴロフキンの強さって根本的にはパーリングとかのディフェンス技術とジャブだと思うんですよね。強打とかコンビネーションの上手さも半端ないけど、根本的にはその二つかな。それがあるから相手に強烈にプレッシャーかけれるわけで、パンチもらい出すと相手も前に出てこれるからプレッシャー弱まるし、ジャブで相手をコントロール出来なくなっちゃう。僕はゴロフキンが好きなので復活を期待してるけど、もう大分歳だしなー。。。

とか思いながら試合を見てみました！

【1R】

立ち上がりはいつも通りな感じですね。

ゴロフキンはガード上げてジリジリプレッシャーかけていってる。

でもジャブが少ないかなー。自分より小さい相手なんだからゴロフキンのスキルがあれば左で簡単にコントロールできそうなのに。

おっと！接近戦でいきなりゴロフキンがダウン奪った！そんなショートレンジで戦うなよーとか思ってた矢先！(笑)

でもデレフヤンチェンコはすぐ立ってきたしそこまでダメージは無さそう。後頭部にかすった感じだったからフラッシュダウンでしょうね。試合再開したけどデレフヤンチェンコが前に出てきてますねー。

ゴロフキン結構ジャブ貰ってるし。。。

と、ここでゴング！このラウンドは間違いなく10-8でゴロフキンですね！

【2R】

お互いプレッシャーかけて前に前にでるタイプなんで距離が近くなりますねー。

そしてこの距離はお互い得意な距離って感じですねー。

この距離でゴロフキンが負けることはそうないと思いますがデレフヤンチェンコもちゃんと応戦してますね！

まぁでもこのラウンドはゴロフキンかな。

【3R】

どーした！？ゴロフキンさん！ショートレンジの攻防で押されてるじゃない！てゆーかやっぱりディフェンス悪くなってるよ！

無理に近い距離で戦わなくてもレミュー戦みたいに中間距離のジャブで試合組み立てればいーじゃない！

流石にヤラレっぱなしじゃなくて押し返したけど、このラウンドはデレフヤンチェンコかな。

【4R】

このラウンドのゴロフキンは良かったですね。落ち着いて試合を組み立て直そうとしてる感じ。がしかし！デレフヤンチェンコはゴリゴリのファイターですね！

強引に距離詰めてくる。しかも何気に上下に散らして有効打当ててるし。このラウンドはデレフヤンチェンコですかね。

でもゴロフキンさん、こーいう相手の攻撃さえ今までならきっちりディフェンスして返り討ちにしてたじゃない。あの無敵の安定感は何処へ....。

【5R】

デレフヤンチェンコはゴロフキンの動きを見切ってる感じがしますね。

ゴロフキンのパンチ外して上手いこと攻撃に繋げてる。

おっとゴロフキンはボディ効かされましたね！ちょっと馬力で負けてる感じがするかなー。接近戦だと押し負ける場面が増えてる。ゴロフキンは何気にフットワークいいから上手く距離とって逃げてるしちゃんとパンチも返すから、そこまで印象悪くないけどこのラウンドはデレフヤンチェンコですね。

【6R】

このラウンドも接近戦でしたがゴロフキンはこの距離でのコンビネーション上手いですねー。決定的なチャンスは無かったし五分五分の展開でしたが（笑）

でもまぁこのラウンドはゴロフキンでいいんじゃないですかね。

【7R】

このラウンドも同じような展開。

接近戦で一進一退の攻防ですねー。このラウンドは五分五分って感じですね。

でも有効打ではゴロフキンかな。

【8R】

手数はデレフヤンチェンコだけど有効打はゴロフキンかな。流石にテクニックではデレフヤンチェンコを上回ってますね。隙間縫ってパンチ当てるの本当上手い。アッパーとかフックの使い方が。ただデレフヤンチェンコも打たれ強いし気持ちも強いから下がらないですね。後半は手数で押し込まれてましたね。

このラウンドもゴロフキン。

【9R】

このラウンドも8Rと似たような展開ですね。お互い打ち終わりにパンチ貰って流れ止められる場面がちょくちょくありました。

ただデレフヤンチェンコが優勢な感じですかね。

【10R】

デレフヤンチェンコが始めから一気に前出てきました。中盤〜後半にかけてもパンチ貰ってもグイグイ前に出ていってますね。気持ち強いなー。このラウンドはデレフヤンチェンコですね。

【11R】

馬力はデレフヤンチェンコの方があるけどゴロフキンの方が上手いですね。デレフヤンチェンコの連打をガードして打ち終わりにちゃんと返してる。ただお互い決定打を決めることができないですねー。このラウンドもデレフヤンチェンコかなー。

【12R】

このラウンドはクリンチ多くてちょっとグダグダでしたね。デレフヤンチェンコが攻撃後に打ち終わり狙われるの避けるためには距離潰してる感じかな。でもジャッジの印象はデレフヤンチェンコが優勢なのかなー。

はい！ここで最終ラウンド終了！

接戦でしたが判定でゴロフキンの勝利でしたー！

率直な感想としてはデレフヤンチェンコが思ったより良いファイターでしたね！メッチャ打たれ強いし。

ゴロフキンは反応速度が遅くなってディフェンス悪くなってますが、接近戦のコンビネーションはまだまだ上手いしパンチもあるからあの距離でやり合って下がらないデレフヤンチェンコは凄いですね！

ただやっぱりゴロフキンはパンチもらい過ぎですね。

打ち終わりにバランス崩す場面もちょくちょくあったし年齢的な問題だと思うんですよね。

もう長いことボクシングやってるし、被弾が多くなってきてるから、身体が心配ですね。

ミドル級だし。まぁもう少しで引退するとは思いますが、その前に村田諒太との試合はあるのか！！？？

あるしたら村田諒太は勝てるのか！？

次はそれについて考えてみるので、良かったら記事見てください（笑）