うまボク日記

管理人が適当にボクシングについて語ってくブログ

デオンテイ・ワイルダーVS ルイス・オルティス

23日に行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。

2018年に行われた第1戦ではオルティスワイルダーからダウンを奪うなどかなり追い込んだんですが、結果はワイルダーの右を喰らってKO負け!

前の記事では再戦してもワイルダー勝利と予測してましたが、結果はいかに!?

 

2020年ヘビー級戦線を考える① - うまボク日記

 

まずは両者の情報ですが


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(写真:BoxRec参照)


左【デオンテイ・ワイルダー

戦績:42勝(41KO)1分
生年月日:1985年10月22日 (34歳)

※2019年11月現在
出身:アメリ
身長:201cm(リーチ:211cm)

スタイル:オーソドックス

 

右【ルイス・オルティス

戦績:31勝(26KO)2敗
生年月日:1979年3月29日 (40歳)

※2019年11月現在
出身:キューバ
身長:193cm(リーチ:198cm)

スタイル:サウスポー

 

ボクシングはオルティスの方が上手いんですけどね。

ワイルダーの右ストレートの破壊力ハンパないからな(笑)

と思ってましたが、試合展開は↓な感じ。

 

1Rからワイルダーは自分の距離をキープして待ちの姿勢。

全然積極的に仕掛けない。

対するオルティスは中に入ろうとストレートとフックを織り交ぜて様子を伺ってるけど、ワイルダーのリーチが長いのと右を警戒して

なかなか中に切り込めない。

でも2Rから徐々にボディストレートが当たり始めて、ジワリジワリ距離を詰めていってましたね!

でも単発で終わっちゃって、コンビネーションまで繋げらず手こずってる感じ。

 

オルティスも徐々に慣れてきたのか4Rから動きが良くなりましたね!

オーバーハンドの左フックで中に入ってからのコンビネーションがいい感じ!

コーナーに追い詰めてからの連打も良かった!

ここで一気に距離詰めて連打で追い込めれば良かったけど、ワイルダーの右を警戒してるのか攻撃が続かない。

ワイルダーはそんなにディフェンス良くないから一気に攻めれば崩れると思うんですけどね〜。

 

でも明らかにワイルダーは右のカウンター狙ってますね(笑)

いや、温存し過ぎだろ!ってくらい全然右ストレートを打たない。

 

ワイルダーがかなり消極的なんでオルティスはどんどん調子上げてきて、5Rからかなり積極的になりましたね!

特にボディストレートがいい!

ワイルダーは相変わらず下がってばっかり。

右ストレートを狙い過ぎなのもあるけど

この前倒されてるからパンチ貰うの嫌なんだろーなとも思う。

それにしても消極的すぎだけど!(笑)

 

そんなだからオルティスにペース掴まれてるけど、オルティスワイルダーの右を警戒してるから一気に攻めきれない。

でも徐々に突破口は見えてきた感じかな。

 

会場もちょくちょくオルティスコールが聞こえてましたね!

 

そして6Rからオルティスの固さがなくなってましたね!フェイントかけながら中に飛び込もうとする動きを見せてる。

それを察知してワイルダーも若干プレッシャー強めたかな。

ここら辺の察知能力は流石ですね!

 

7Rからワイルダーが右ストレートをちょくちょく打つようになりましたね!

これ以上調子に乗ってこられたら危ないですからね!

 

オルティスはジャブとかストレートに合わせて中に入ろうとしてますね。

このままだと10Rくらいにワイルダー捕まりそうだなと思った7ラウンドの終了間際、右ストレート一閃!

カウンターとかじゃなくてオルティスの動きが止まったとこに一撃!

これでオルティス立てずにKO(笑)

 

ん〜.....。

なんか格ゲーの超必殺技みたい(笑)

7Rまで右打たずにゲージ溜めて溜めて......

ズドン!!  みたいな。

 

あからさまにずっと右ストレート狙ってけど

チャンスが来るまで軌道見せないよう温存してたのかな?

 

それで当てるのも凄いけど、1発でKOする破壊力よ....。

 

正直ボクシングの組み立て方はどーなの?って感じですが、それでKOしちゃってるから

なんも言えん(笑)

 

オルティスはペース掴んでたから警戒心がちょっと薄くなってましたね。左のガード下がってたし。

 

この試合見てるとワイルダー相手にするにはガンガン前に出ていった方がいい気がしますね。

もちろん右を貰わないようにしっかりディフェンスしながら。

そもそもワイルダーくらいリーチのある相手にアウトボックスできるボクサーは限られるし

それができるとしても最後に右1発喰らうと試合終わっちゃうから、リスクとってでも前に出たほうが勝算がある気がする。

ディフェンスが上手い選手じゃないから早期決着狙いで畳み掛ければ倒せると思うし。

 

まぁあの長いリーチと破壊力満点なパンチをかいくぐって中に入るのはかなり勇気いると思うけど(笑)

 

フューリーはデカイし上手いしタフだから

アウトボックスできると思うけど、他の選手はジョシュア含めて前に出ないと中盤〜終盤で倒されそう。

 

ヘビー級は今熱くなってますけど、ワイルダーの次戦はフューリーですかね!

今回みたいなボクシングだとフューリーには負けると思いますが、ワイルダーがガンガン前に出るなら倒せるんじゃないかな?

と思ってます!

(そこら辺もまた記事書いてみよーかな...)

 

ではまた!!!

 

誰を目指す?理想のボクシングスタイルは!?【アウトボクサー編】

今回はボクサーをタイプ別で見た時に

理想的ボクシングスタイルは誰なのか?

 

このボクサー目指せばいーんじゃない!?

 

というボクサーを勝手におススメしていこうと思います(笑)

まずは大きく3タイプに分けました!

 

【アウトボクサー】

→ロングレンジで戦うタイプ。パンチ貰いたくない人が多いディフェンス重視のスタイル。

 

【ボクサーファイター】

→ロング〜ミドルレンジで戦うタイプ。

出入りを繰り返して攻守のバランスがいいスタイル。

 

【ファイター】

→ミドル〜ショートレンジで戦うタイプ。相手にプレッシャーかけてくオフェンス重視のスタイル。

 

で、今回は目指すべき【アウトボクサー】について考えていきたいと思います!

 

まずアウトボクサーで多いタイプが

·距離感がいい

·駆け引きが得意

·リーチが長い

·パンチ貰うのが嫌なのでディフェンス重視

·カウンターが得意

·身体の線が細い

·ゴリゴリのファイターが苦手

 

っていう人が多い気がします。

綺麗なボクシングスタイルになるんで

ラフに仕掛けてきたり、駆け引きとかしない

ファイタータイプが苦手な人が割と多い。

 

簡単に言うと遠い距離なら強いけど、距離詰められると弱い人が多い。

 

だから相手が調子に乗って前に出てこないように自分からプレッシャーかける必要があるし、

パンチ貰わないことばっかり考えてちゃダメですね!

ある程度はミドル〜ショートレンジで戦う場面は必ず出てくるので、この対策をしっかり練習するべき!

 

これができたらどんな距離でも戦えるようになるし、攻守の引き出しも増えるから試合を組み立てやすくなる。

 

だからアウトボクサーほどミドル〜ショートレンジの戦い方を練習するべきだと思うんだよな〜。フィジカル面の強化も含めて。

 

では具体的に誰のボクシングを参考にするべきなのか、という今回のメインテーマですが

下記の2人が参考になると思います!

 

1:テレンス·クロフォード

 

→自分から積極的に仕掛けていくタイプ

 

2:ギジェルモ·リゴンドー

 

→後の先をとる待ち受けカウンタータイプ

 

まずクロフォードですが

彼はジャブを主軸にプレッシャーかけながら

相手が飛び込んできたところにカウンターを

合わせるスタイルですね。

アウトボクサーでも攻撃的なスタイルって感じですかね。

 

相手がラフに入ってきたら基本は距離とって

足で躱すけど、バックギア全開にならずに

早い段階で反撃して調子に乗らせないようにしてる。

相手がファイターでラフに入ってくる場面だと

アウトボクサーはパンチ貰いたくないから

足使って逃げようとしがちになるけど、ここは一瞬だけ距離をとって、早い段階で攻撃に転じた方が絶対いい!

相手を調子に乗らせないように流れを分断するのが大事!

 

だからクロフォードってあんまり後ろ足重心になってないんですよね!

後ろ足重心にすると距離が作れるから相手が入ってこない時はいいんですけど、ガンガン前に出て来られると、上体が上がって手詰まりになっちゃうんですよね!

 

メイウェザーはL字ガードと上体の動きで躱してましたが、あれはちょっと例外ですね。

よっぽど冷静に相手の動きを見てタイミングを見切らないと無理な芸当なんで。

まぁ凄いとは思うけど個人的に好きなスタイルじゃないんですよね(笑)

ディフェンス偏重すぎて。

 

でもメイウェザーでも前に出る時は出ますからね!やっぱり前に出る気持ちっていうのは本当に大事ですよ!

だから練習でも前に出て中間距離、接近戦に慣れておくべきだと思います!

 

クロフォードのこの試合はそーいう練習の参考になるんじゃないかな〜と思います!

https://m.youtube.com/watch?v=ydV64sI00BQ

 

次にリゴンドーですね!

彼のスキルは半端じゃないんだけど、試合が面白くないから評価が低いんですよね(笑)

個人的には面白くないとは思わないけど。

 

基本的にディフェンス重視で相手が入ってきたとこにカウンターを合わせるスタイルなんですけど、静から動へのギアチェンジがメチャ速いし、距離感もタイミング合わせるのも抜群。

その上パンチも強いから相手が動けなくなっちゃうんですよね。

メイウェザーみたいに来た攻撃を躱すんじゃなくて、そもそも相手が攻撃できないようにするっていう(笑)

 

これはボクシングスキルにかなり差がないとできない芸当ですね!

これだけの技術があれば自分から仕掛けて倒しにいくこともできるし、実際攻めに転じた時の猛攻は凄いけど打たれ弱いって弱点があるから、カウンター狙ってる方が安全なんでしょうね。

 

まぁロマチェンコには通用しませんでしたが

それは仕方ない!

サイズが違うし相手がロマチェンコだし(笑)

 

基本的にはクロフォードみたいに自分から仕掛けていくスタイルが理想だと思ってるんですけど、後ろ足重心で待ち構えてカウンターを狙う時にはリゴンドーのスタイルは参考になると思います!

遠い距離での駆け引きとか距離の取り方、タイミングの合わせ方ですね。

 

そーいう意味でドネア戦は参考になると思いますよ!自分よりデカい相手と遠い距離で勝負して勝ってますからね!

https://m.youtube.com/watch?v=mIS5LAe7UqQ

 

 

 

 

 

テレンス.クロフォードVSエギディウス.カバラウスカス(予想)

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左【テレンス.クロフォード】

戦績:35勝(26KO)無敗
生年月日:1987年9月28 日 (32歳)

※2019年11月現在
出身:アメリ
身長:173cm(リーチ:188cm)

スタイル:サウスポー

 

右【エギディウス.カバラウスカス】

戦績:21勝(17KO)1分
生年月日:1988年6月29 日 (31歳)

※2019年11月現在
出身:リトアニア
身長:175cm(リーチ:180cm)

スタイル:オーソドックス

 

(写真:BoxRec参照)

 

クロフォードは言わずもがなライト級から上げてきて、3階級制覇したPFP上位にランクされるスター選手。

線は細いけど長いリーチと抜群の距離感、カウンターを武器にしてるボクサーですね。

ボクシングスタイルもガードが高く、懐が深いので不用意にパンチを貰わないから安定感がありますよね!

ファイタータイプをいなすのも上手いし。

 

ただウェルター級のゴリゴリファイターと

やったらパワー不足で潰されそうな気も

するけど.....。

 

一方のカバラウスカスはクロフォードと同じアマチュアボクサー出身。

オリンピックにも出場してるので、アマの実績だけならカバラウスカスの方が上ですね。

 

彼はまずパンチが超強いですね(笑)

ジャブがストレートみたい。重くて硬そうなパンチ打ちますね。

これは貰いたくないなー(笑)

 

井上尚弥みたいに身体全体を連動させてる感じじゃなくて、上半身だけで打ってるって感じなんですけど、肩が強いんでしょうね。

こーいうタイプは手打ちでもパンチ強いですからね。

でもクロフォードとは相性が悪い気がします!

 

カバラウスカスは基本パーリングとブロッキングでプレッシャーかけながら前進。少々パンチ貰っても形が崩れないし、あの強打なんで並みの相手ならプレッシャーに負けてKOされると思うんですけど、動きが直線的だしスピードがないんですよ!

クロフォードと比べるとスピード差がありすぎる!

 

割と正統派なスタイルで中間距離で戦うボクサーだからラフに攻め込む感じでもない。

 

だからクロフォードとしてはやりやすいんじゃないかなー。

中長距離でクロフォードを攻略するのはかなり難しいと思う。

アミール.カーンくらいスピードあっても攻略できなかったし。

まぁカバラウスカスはカーンとタイプ違うから一概にはいえないですけど。

 

カバラウスカスは自分の距離になるまでパンチ打たないファイターだと思うんですよね。

どーいうことかと言うと、ステップインで一気に距離を詰めるんじゃなくて、当たる距離まで我慢して前進してくるってことです!

 

こーいうタイプの方が絶対やりにくです!

ガードが固くて前進を止めるのが難しいからショート、ミドルレンジでパンチを交換することになって、被弾するリスクがあるんですよ!

 

しかもカバラウスカスのパンチはかなりエグいんでプレッシャーは与えられるでしょうね!

 

とはいえクロフォードはマジで上手いですからね!(笑)

カバラウスカスにもう少しスピードがあれば違ったと思いますが、あのディフェンスを破れるとは思えないんですよねー。

 

あとカバラウスカスはディフェンスがちょっと甘いから打ち終わりとかカウンター狙われたら倒されそう...。

序盤でクロフォードが動きを見切って、中盤〜終盤でパンチまとめてKOかな。

 

なのでクロフォードの8RKO勝ち予想ですね!

 

 

ウェルター級 注目の2選手

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左:ジョシュ.ケリー

右:ジャロン.エニス

 

タレントの多いウェルター級で今後活躍が期待できそうな注目の2選手を紹介。

どっちもファイトスタイルに華があって人気でそう。


1人は既に有名だけどジョシュ.ケリー。

イギリス出身でオリンピック出場経験もある元アマチュアボクサー。

1994年生まれの25歳。(2019年現在)

身長178CMでオーソドックス。

ボクシングスタイルはロイジョーンズが1番近い気がするけど、ロマチェンコのスタイルも参考にしてる感じかな。

 

距離感いいし、反応も早い。

ダッキング、スウェーの身のこなしも機敏。

ステップインもパンチも鋭く早い。

 

でも中間距離でも思いっきりノーガードだから時々不用意にパンチ貰う(笑)

まぁこれは相手を格下と思って集中力切れた時なんでしょうけど。

 

間違いなく世界トップレベルで戦えるだけのセンスはあるし、顔も男前!

順調に行けばスターになれる素質は十分あるけど、ウェルター級はタレント揃い!

トップ戦線と絡んだ時に真価が問われますね!

 

特にショーン.ポーターみたいなフィジカル活かしてゴリゴリ前に出てくるようなファイター

とは相性が悪いと思います。

ジョシュ.ケリーはピボット使ってサイドとるのが上手いですが、多分ポーターはボディとかフック系のパンチでサイドとらせないようにするでしょうね。

ロマチェンコくらい上手かったら隙間通してパンチ当てたり、カウンターで一瞬の隙間作ってサイドとれるだろうけど、ポーターくらいパワーある相手にその作業するのは半端じゃなく難しいですかね!

 

逆にポーター相手にそんなボクシングできるならエロール.スペンス.jrにも勝てるでしょうね。

そーいえばエロール.スペンス.jrは結構な交通事故起こして入院してますけど、骨折とかは無かったみたいですね。

それがボクシングに影響でないかはまだ分かりませんが。

 

他にもクロフォードとかビッグネームはいますが、やっぱりエロール.スペンス.jrとショーン.ポーターがウェルター級の2トップなんで、早くこの2人と対戦してほしいですよね!

 

個人的にジョシュ.ケリーのスタイルは好きなんで応援してます!!

 

もう1人はジャロン.エニス。

アメリカ出身で、こちらも元アマチュアボクサー。オリンピック出場は逃したけど全米チャンピオンだったみたいですね!

1997年生まれの22歳。(2019年現在)

身長178CMでサウスポー。

彼のボクシングスタイルはロイ.ジョーンズそっくりですね!(笑)

 

身体能力が高いアメリカ系黒人ボクサーって感じです!

フットワークもパンチのスピードもあって反応も良い。

それだけにロイジョーンズと一緒で身体能力でディフェンスしてる感じかな。

 

ただロイジョーンズは本当に全ての能力が飛び抜けてたからそれで良かったけど、彼はそれほどじゃないんだよなー。

オフェンスはいいけどディフェンスが危うい印象ですね。

ジョシュ.ケリーの方が安心して見てられるかな。

ジャロン.エニスも大枠ではジョシュ.ケリーと同じようなスタイルですが、ジョシュ.ケリーの方が一枚上手って感じですね。

 

まだ22歳なんでこれから進化していくと思いますが、現時点ではエロール.スペンス.jrとショーン.ポーターには勝てないと思います。

多分クロフォードにも負けるんじゃないかな。

 

ただ世界トップレベルで戦えるセンスはあるので、これからに期待ですね!!

 

そして将来的に世界タイトル戦で

ジャロン.エニスVSジョシュ.ケリーを見てみたいですね!

2人のファイトスタイルは噛み合いそうだし

メッチャ面白そう!!

岩佐亮佑VSマーロン・タパレス(予想)

12月7日にIBFスーパーバンタム級暫定王者決定戦が決まったようですね!

岩佐亮佑ももう30歳かぁ....。

高校生だったアマチュア時代から抜群の距離感とノーモーションで鋭い左ストレートを武器にする良いボクサーなんですけどね。

世界戦で負けちゃうんだよな〜.....。

山中慎介との日本タイトル戦なんて実力伯仲のメチャメチャいい試合だったし、能力的にはもっと評価されるボクサーになれるはずなんですけどね!

初めての世界タイトルマッチ(VSリー.ハスキンス戦)なんて全然負けるような相手じゃなかったけど、自分のボクシングが出来ずにKO負けしちゃいましたからね。

 

岩佐亮佑は遠い距離での駆け引きで負けるってことはそうないと思いますが、そーいう駆け引きを無視してけどグイグイ中に入ってくるタイプとは相性が悪い気がしますね。

ファイタータイプが苦手って印象は特にないけど打たれ強いボクサーじゃないし、接近戦をしつこく仕掛けられると押し込まれる印象かな。

 

やっぱ評価される選手ってどんな距離でも戦えるか、自分の距離で戦わせるのが上手いですよね。

遠い距離で戦うボクサーでも絶対接近戦の場面は回避できないから、これをどう攻略するかですよねー。

個人的にはリゴンドーが遠い距離で戦うボクサーの究極系な気はしますね。

自分の間合いに入ってきた瞬間、カウンター喰らわすぞみたいなプレッシャーかけて相手が動けないようにするし、無理やり入ってきても

素早くポジションチェンジして安全な位置から

迎撃。しかもここでもカウンター狙ってるし

パンチ速いわ強いわで並みの選手なら固まっちゃうんですよね。

まぁサイズの違いはあれロマチェンコの超絶スピード&テクニックの前には全く通用しませんでしたが(笑)

それでもロマチェンコが出てくるまでアマボクの最高傑作と言われたボクサーですかね!

ボクシングスキルはメチャメチャ高いですよ!

試合がつまらんと言われてるから評価は高くないんですけどね(笑)

 

話が逸れましたが、対戦相手のタパレスは良いファイターですね!

身体も頑丈でパワーあるし、パンチかわして中に入ってくテクニックもある。

過去に大森将平にもKO勝ちしてますし。

ん〜....。

岩佐亮佑が苦手なタイプじゃないかな(笑)

しかも岩佐亮佑が負けることが多いサウスポー。

試合展開は岩佐亮佑は遠い距離からストレート系のパンチで中に入れさせないようにして、タパレスはパンチ外しながら中に入っていく分かりやすい展開になるでしょうね。

 

序盤までは岩佐亮佑がポイント獲るだろうけど

中盤〜終盤で捕まって倒される展開も予想できる。判定までいけば勝つ気はするけど。

 

ちょっと難しいですが、今回は期待も込めて

岩佐亮佑の判定勝ち予想ですね!

井上尚弥の凄さについて

2019.11.7ドネア戦、感動しましたね!

2人の気持ちと技術がバッチリ見れた素晴らしい試合でした!

それにドネア戦を経てまた一つ井上尚弥がレベルアップしたように思いますねー。

2Rに目を切ってドネアが二重に見えてたみたいだけど、それで12R戦い切るのは凄いわ!

しかもその状態でちゃんとボクシングした上で

勝ってますからね!

この経験はデカイでしょうね。

今後どんなボクサーになっていくか楽しみです!

ということで、今日は井上尚弥の凄さについて語っていきたいと思います!

 

.............................................................................

..............とその前に

 

ボクシングのセンスがある人ってのは『距離感』と『タイミング』を掴める人です。

 

簡単に言うと相手のパンチを貰わないでカウンター打てる人です。

 

ボクシングは『打たせず打つ』スポーツなんでこれができる能力がある人がセンスある人ってことになります。

もちろんこれ以外にもパンチが強いとか反射神経が良いとか色んなセンスがありますが、1番大事なのはこの2つですね!

で、もちろん井上尚弥はこの2つの能力がメチャ高いんですけど、中でも『タイミング』が抜群なんですよね!

パンチを打つタイミングっていうのはコンマ数秒の選択の違いで場面がガラッと変わるんですけど、彼はカウンターにしろ自分から仕掛けるにしろ、ここで打つか!っていうタイミングで打ってくるんですよね。

これは感覚的にイケる!っていう一瞬の閃きが大事なんですけど、この感覚は天性のものなんですね。

練習と実戦を重ねれば、ある程度は見えてきますがコンマ数秒の差を分けるのはやっぱり才能なんですよ。

 

基本的に相手を倒すのってタイミングが重要なんです。

パンチある選手が殴りまくって倒すってこともありますが見えてるパンチ、来ると分かってるパンチは基本耐えられるので相手が予期しないタイミングで打つことが大事なんですね。

相手が気を抜いた一瞬とか、予想してないタイミングでのカウンターとか、そういう一瞬の場面を見逃さない勘ですよね。閃きというか。

 

この感覚を持っててもそのタイミングで打つにはハンドスピードや身体のバランス感覚っていうのも重要なんですけどね(笑)

まぁこれらはまだ鍛えようがありますから!

 

井上尚弥はこの天性のタイミングと距離感が抜群にいいから早い段階で相手の動きを見切れるし、倒すのも早いんですよ!

 

あとボクシングセンスとは少し違うけど、気持ちの強さってメチャクチャ重要なんですよね。個人的にはセンスより大事だと思ってる。

 

例えばパンチ効かされた場面でも打ち返して前に出るとか、引いちゃダメな場面で前に出る強さは本当に重要。

ドネア戦でも劣勢になりそうな場面があったけど、前に出て逆に押し返してましたよね!

同じくドネアも前に出てましたけど(笑)

 

こーいう気持ちの強さがないと危ない場面で一気に相手に流れを持ってかれちゃうんです!

ピンチの時こそ、こーいう気持ちの強さが試されるんですけど、強かったですね〜井上尚弥は(笑)

 

これだけでも相当凄いんですけど、加えて彼は冷静に状況判断できるんですよね。

引く引かないの状況判断が的確。

イケると思った時は一気に前に出て勝負を決めるし、リズムが崩れたと思ったら足使ってきちんと立て直そうとする。

ハートは熱いけど頭は冷静って感じのボクシングですね!

 

こーいう凄さは目に見えにくいし、ボクシングやってないと中々分からないんですけど、彼は分かりやすい身体的な能力も高いですね!

 

まず体幹っていうか体のバランスが素晴らしいですよね!

強振の空振りでも軸がブレない。足腰が強いんでしょうね!

*ボクシングは大臀筋、脊柱起立筋、内転筋、ハムストリングを鍛えればパンチ打っても体勢が崩れなくなりますよ!(特に大臀筋が大事)

 

あと単発のパンチが強いのはもちろん、コンビネーションで打つ一発一発も強い。

フットワークのスピードもハンドスピードもコンビネーションの回転も速い。

おまけにパンチの精度も高い。

スタミナもあるから、ちゃんと練習もしてるんだろーなー。

全ての能力が高いからどんな距離でも戦えるし。

 

とまぁ終始ベタ褒めですけど、これだけの能力を持ってる日本人ボクサーは今まで見たことないですね!

だから海外の強敵とどんどん対戦して欲しいと思ってます!

と思ってたらなんかリゴンドーが対戦希望してるみたいですね!是非やってほしいですね〜!

40歳手前のリゴンドーなら勝てると思ってるんですけどね。

老いたとは言えリゴンドーはロマチェンコが出てくるまでアマチュアボクシングの最高傑作でしたからね!

最初に説明した距離感とタイミングなんて、こいつマジ神って感じでした(笑)

 

ただ歳とると確実に反応速度は落ちるから、まだまだ強いとは思うけど、今の井上尚弥を相手にするのは少しシンドイかな。

打たれ弱いし(笑)

もし2人の試合が決まったらもう少し詳しく予想してみたいと思います!

 

ではまた!!

井上尚弥VSノニト.ドネア

11.7ついにWBSSバンタム級の決勝戦!!

前の記事では井上尚弥の5RKO勝ちと予想してましたが、なんと判定勝ち!

判定まで行くと思ってなかったなー。ドネアが予想外に頑張ったのか、なんかアクシデントがあったのか。とりあえず試合を見ていきましょう!!

 

【1R】

お互いジャブで距離探ってますねー。

距離はドネアの方が長いと思ってたけど、井上尚弥の踏み込みが早いから遠くに感じないですね!ジャブも当てれてるし。

パンチスピードも井上の方が一枚上ですね!

井上尚弥のジャブ、左フックにドネアがカウンター合わそうとしても井上尚弥の方が早いから当てられない。

自分のパンチだけ当てて反撃されたらすぐ安全圏までステップバックして戻ってる。

井上尚弥はこの相手が反撃するタイミングを見切る勘とか、パンチに対しての身体の反応が抜群にいい。

しかし井上尚弥は動きキレてますねー!

ジャブ、ワンツーにドネアが反応しきれてない(笑)

ただドネアもカウンター狙ってるんですよね。

今んとこ井上尚弥が速いからタイミングが一拍遅れてるけど、ドネアは自分がパンチ貰う覚悟でカウンター打ってくるから、そこは要注意ですね!

あとドネアはやっぱパンチ力ありますねー。パンチ力だけなら井上尚弥と互角くらいかな。だからこそ打ち終わりは警戒しといた方がいいですね!ここで1R終了!

このラウンドは井上尚弥がスピード差を活かして有効打当ててましたね。なので井上尚弥が取ってるでしょう!

 

【2R】

ドネアの動きが良くなりましたねー。井上尚弥のパンチにも反応するようになりました!

カウンター狙ってますねー。

それにしても狙いが凄いな(笑)

井上尚弥の右ストレートに左ボディ合わすとかクソ度胸ないと出来ないね!(左のガードが下がって顔面空くからパンチ貰いやすいんですよね)

井上尚弥は若干倒しに行ってますね(笑)

手数増えてプレッシャーも強めてる。

1Rでスピード差あるしパンチ当たるからイケるって判断したんでしょうね!

実際イケそうだし。おっとワンツーフックのフックでドネアが少しよろけましたね!流石のパンチ力。

あと井上尚弥は左のガード下げてカウンター誘ってますね。

でもここでドネアが距離詰めてきましたね!

これは流石ですねー。

スピード差があるから中間距離の差し合いだとカウンターとられる、だから距離潰してフィジカル差を活かして勝負するつもりでしょう。

それで流れを変えるつもりですね。こういう状況判断が早いですねー。

そしてドネアが左フック当てましたね!

このフックで井上尚弥の右目が切れたみたいですね!(大丈夫かな?)

距離詰めてからドネアがペース掴んできてますね!アッパーとかフック当ててます。

井上尚弥は足使って距離とろうとしてますね。反対にドネアがプレッシャーかけてきてる。

ドネアはここら辺の駆け引き上手いですねー!

ここで2R終了!前半は井上尚弥、後半はドネアって感じですが、ドネアの方がやや優勢だったかな。

 

【3R】

井上尚弥はボクシングを立て直そうとしてますね。足使って慎重に距離とろうとしてる。

反対にドネアはプレッシャーかけてきてるけど、井上尚弥は入ってきたとこにカウンター狙ってますね。

井上尚弥はマジで反応いいなー。打ち終わり狙われた時のスウェーとかスリッピングアウェーとか。基本脚使って綺麗に避けるけど、距離が詰まった時でもパンチ貰いそうに無いもんなー。

ドネアはプレッシャーかけてきてるけど井上尚弥が足使ってボクシングしだしたら捕まえんの無理じゃないかな....。

ここで3R終了!ドネアの方が攻めてるけど有効打は井上尚弥の方が当ててるから、このラウンドは井上尚弥かな。

 

【4R】

井上尚弥が前に出てこないから、ドネアは長い距離からジャブ、ストレート中心の攻撃に切り替えてますね。

でも中に入ると井上尚弥は脚で捌くし、カウンター狙ってくるから、ちょっと攻め切れない印象ですねー。

井上尚弥は遠い距離から踏み込んでジャブ、ストレートを上下に打ってきますね。

イケる時はフックまで繋げてコンビネーション打つし。

ただ後半になってドネアも慣れてきた印象ですね!ジャブとかカウンターのタイミングが合ってきてる。

このラウンドはドネアかな。

 

【5R】

初っ端ドネアがワンツー打ってきましたけど、パンチ伸びますねー!特に右ストレート!

でも井上尚弥はちゃんと見切ってますね(笑)

流石です。

このラウンドは若干井上尚弥が前に出始めてますかね。

井上尚弥はジャブいいですねー。ポンポン当ててます!ドネアは大振りのパンチも混ぜて攻撃してくるけど井上尚弥は見切ってますねー。

ただこの攻防の中でどっちもカウンター狙ってるんですよね(笑)

井上尚弥の方がスピードあるからパンチ当ててる確率高いけど、ドネアはパンチ貰う覚悟で打ってくるから、それが怖いですよね。

おぉー!カウンターで井上尚弥のフック気味の右ストレートがヒット!これは効きましたね!

強打を畳み掛けるけど残り20秒くらいなんで攻め切れず、ここでゴング!

このラウンドは井上尚弥ですね!

 

【6R】

井上尚弥はプレッシャー強めてくるかと思いきや、より慎重になってますね。

ドネアも遠い距離からジャブついてボクシングを立て直そうとしてますね。

でも距離が詰まった時はお互いコンビネーション打つけど、その中でカウンター狙ってるから怖いなー(笑)

でも中長距離のカウンターは井上尚弥の方が上手いですね!スピードで上回ってるし。

このラウンドは井上尚弥

 

【7R】

井上尚弥は脚使ってリングを大きく使ってますね。さっきのラウンド見る限り脚使って中長距離の出入り繰り返してれば安全運転出来そうですからね。ドネアの踏み込みも鋭いしコンビネーションも速いんですけどね。上手く捌いてますねー。

後半から井上尚弥が徐々にプレッシャーかけてきましたね!

ジャブの差し合い、フェイント使った駆け引き、どっちもレベル高いけど井上尚弥の方が一枚上かな。

これはかなり見てて楽しい試合ですね!

久しぶりにこのレベルの試合みたなー!

お互いのレベルが高くないとこーいう試合にはならないですからね!素晴らしい!!

このラウンドは井上尚弥ですかね!

 

【8R】

脚使わず中間距離の差し合いからスタート。カウンター合戦になってますけど、井上尚弥が右ストレート貰いましたね!

これ効いたんじゃないかな?

距離とって立て直そうとするけど、ここでドネアが前に出てきましたね!

これを逃さないのは流石!

そしてちょっと井上尚弥がパンチ貰いだしましたね!珍しい!

ドネアのカウンターちょくちょく貰ってる!

やっぱさっきの右ストレート効いたんだろうな。

でも井上尚弥はガード固めて前に出ましたね!

しかも押し返してるし(笑)

彼のこーいう気持ちの強さは凄いですね!!

でもドネアも引かない!接近戦でのカウンター合戦!

井上尚弥は結構パンチ貰ってますねー!

でもそこまで効いてなさそう。

彼はいつもはパンチ貰わないだけでタフですからね。

でもこのラウンドはドネアかなー。

 

【9R】

お互い倒せる距離でやり合ってますねー。

ただ井上尚弥は足も使いながらジャブを起点に出入りしてますね!

ドネアは前へのプレッシャーを強めてます。ジャブも当たり始めてるし。

おぉっと!ドネアのカウンターの右ストレートが井上尚弥に当たりましたね!

クリンチで一瞬逃げたけど、すぐ足動かして距離とりましたね!

あれは倒れてもおかしくないパンチですよ!

かなり強振の右ストレート!あれ貰った後、普通に戦ってんの凄いな!

でもこのラウンドはドネアですね!

 

【10R】

このラウンド井上尚弥は前に出てきましたねー!この気持ちの強さがいいですよね!!

そしてドネアもそれに応戦。ジャブ、ワンツーで簡単に中に入れさせない。

でもそれにカウンター合わせて中に入ってく井上尚弥。更にそれにカウンター合わせるドネア。だから最終的には倒せる距離での攻防になっちゃうんですよね(笑)

井上尚弥のボディいいですねー。彼のボディは1発で相手倒せますからね!でもそれはドネアも同じなんだよなー。

ドネアもちょくちょくボディ狙ってるから気をつけないと!

おっとラストは打ち合いの中で右フック、左フックと井上尚弥が有効打まとめましたね!ドネア効いてるぞ!

このラウンドは井上尚弥

 

【11R】

ドネアの動きが若干鈍ってますね!

ダメージ溜まってるんだろーな。井上尚弥のジャブ、右ストレートを初っ端から貰ってます!そしてこの場面を逃さない井上尚弥。攻め方も上下に打ち分けてるし素晴らしい!

おっと!ここで左ボディで井上尚弥がダウンを奪いました!

余裕で10カウント以上経ってたけど、なぜか試合再開(笑)

井上尚弥が一気に攻めるけど、ドネアの左フック貰いましたね!ただ力が入ってないからダメージはないかな。

でもカウンター警戒させるには十分。と思いきや井上尚弥は前に出るんだなー(笑)

カウンターまで折り込み済みで前に出れるのはマジで凄い!

でも仕留め切れなかったですね!

ドネアタフだなー。

しかしこのラウンドは井上尚弥がとりましたね!

 

【12R】

ドネアも前に出てきましたねー!

ダメージ深いだろうにナイスガッツ!

井上尚弥はガード上げてカウンター狙って倒しにいってますね!

それを迎え撃ってるドネアは凄いわ。井上尚弥のコンビネーション結構貰ってるのに倒れない。

逆に前に出て井上尚弥を下がらせてる。この場面だとそれがベストな選択だけど、中々できることじゃない。本当に気持ちが強くないと。

最後はドネアがパンチ強振して声出しながら前に出て試合終了!凄い気迫だったな!

 

試合は井上尚弥の判定勝ち!!!

いや〜素晴らしい試合でしたね!

技術的にもお互いのレベルが凄い高かったし、なにより両者の気持ちの強さが見えた試合で感動しました!

マジでこんな試合は中々見れないですからね!しかもWBSSの決勝戦!最高でした!!!